日頃、様々なご相談をお受けする中で気になることがあります。
最初から「○○をお願いします!」のように、ピンポイントで断定的な言い回しをされる方のご依頼です。
うん?と思い、敢えて詳しく事情をお聞きすると、「なるほど。そういう背景ならば、その手続きはより慎重に検討された方が良いと思いますよ」とお答えする場合が多いのです。
もう少しハッキリ申し上げますと制度の「勘違い」をされている方や、俯瞰的な見方が足りなくて、他の選択肢の検討がされていない方が多いのです。
特に「自分は法律のことはわかっている」と思われている方は注意が必要です。これは自戒の意味も込めてです。
来年、再来年に向けて、相続法の改正や民法の改正が施行されます。
今の制度でも、勘違いしているとすると法改正が加わることで益々問題が広がりを見せてしまうかもしれません。
法制度が変わるタイミングは自分の知識を整理するチャンスですので、そういうときこそ、法律専門家をご活用ください!
(名波)