先日、ある方に民事信託の説明をさせていただいたところ、しばらくして、そのご家族の方から連絡があり、「私にも民事信託の説明をしてほしい」とのことでしたので、資料を使いながら説明をさせていただきました。
翌日には、相続・遺言の相談で事務所に来られた方の相談に対応していたところ、潜在的なニーズとしての認知症対策の必要性を感じたので、お元気なうちにきることの選択肢の一つとして任意後見制度、民事信託、生前贈与等のメリット・デメリットを説明させていただきました。
その翌日には、不動産業者の方から「お客様で民事信託を検討されている方がいらっしゃるので相談をしたい」との打診。
1週間のうちに、何度も民事信託について説明をすることはなかったので、徐々に民事信託の認知度が上がってきていると感じています。
気を付けなければいけないのが、先に民事信託ありきの相談です。
相続や遺言の相談を「点」としてとらえると民事信託の選択肢は絶対にでてきません。
でも、相談に来られた方の人生を時系列(ストーリー)で捉えたとき、民事信託が選択肢としてでてきます。そのためには、相談者のお話に耳を傾ける必要があります。
民事信託の活用は、相談者のストーリーにどれだけ寄り添うことができるかがポイントかもしれませんね。(ななみ)