ご相談は司法書士に

最近、Aさんから手紙を見せられました。差出人は弁護士からで、内容は遺産分割協議書に同意して欲しいというものでした。

 

亡くなった方は、Aさんから見ると叔母にあたるのですが、疎遠だったため、亡くなった方の葬儀等にも出席していないとのことでした。

 

相続においては、上記のように、縁遠い人からの財産承継が発生する可能性があります。特に、身寄りのない人が増えている社会情勢からすると、今後、ますます増加すると思われます。

 

遺産分割は、相続人全員の合意がなければ、財産をの承継することができません。つまり、合意をするまでは、亡くなった方の財産は「塩漬け状態」という感じでしょうか。

 

亡くなってからも、葬式代や火葬費、法要の費用といったことで、何かと費用がかさみます。このときに、亡くなった方の財産を承継できないと、上記の費用を相続人関で誰が負担するのかという点で、争いの火種となる可能性があります。

 

このような問題を事前に予防するための相談窓口として司法書士がいますので、気軽にご相談ください。(小出)