遺言の相談が民事信託の相談に変わるとき

先日、ある方がが事務所を訪れました。 ※守秘義務があるため内容はデフォルメしてあります。

ご自身の資産を二男さんに相続させたいとのことでした。

一通りご本人の意向をお聞きしながら、私はメモを取りました。

しばらくお話しをお聞きしていくと、収益物件が何棟かあることがわかりました。

「収益物件は、どなたが管理されているのですか?」

「今は私ですが、いずれ二男に任せたいと思います」

「お元気なうちは、それでいいと思いますが・・」

私は、現在のお元気な状態から今後様々な課題が発生する可能性があることを図を書きながら説明をしました。

「そうですよね。私はここに来るまで自分が亡くなったときのことだけを考えいましたが、生きている間の財産管理については何も考えていませんでした。何か対策はあるのですか?」

「はい、財産管理についてはいくつか方法があります・・」

私は、選択肢の一つとして民事信託の説明をさせていただきました。

まずは、現在の資産内容の整理・全体の把握から取り掛かることとなり、その方は事務所を出れられました。

人生を点でとらえるのではく、時系列で捉えていく大切さをあらためて感じた相談でした。(名波)

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