法教育

先日、法教育の授業を行うために、浜松市内の高校へ伺いました。内容としては、契約トラブルに関するものでした。今後、社会へ巣立つ若者に、正しい知識を持ってトラブルから身を守っていただきたいのですが、このような内容を伝えることに、毎回苦労しています。

 

トラブルから身を守ることは、ぜひ学んでいただきたいのですが、この点を強調しすぎると、身を守ることに意識が行き過ぎて、疑心暗鬼の心を持ってしまわないかと心配しております。

 

トラブルから身を守るために人を遠ざけてしまっては、かえって、暮らしにくい社会生活を送ることになってしまいます。むしろ大事なことは、トラブルに備えて、自分の周りに相談できる環境を整えておくことです。

 

体調がおかしいと思えば、医者に、身の回りに危険が起これば、警察に、そして、日常生活のトラブルなら司法書士に、と相談することが適切かつ迅速な解決につながります。

 

決して、一人で悩まない・抱え込まないことが大事だと、法教育を通して、高校生に伝えましたが、このことは、このブログを読まれた方も、意識していただきたいと思います。困ったことがあれば、いつでもご相談ください。(小出)