こば紀行#78 養老の滝

このコーナーでは、浜松から日帰りで行けるプチ観光スポットをご紹介しています。

第78回目は紅葉編2018、養老の滝

こば紀行紅葉編、今回は岐阜県養老の滝。浜松から鈍行列車で大垣まで行き、大垣からは養老鉄道に乗り換え7駅で着く。駅を降りると西側一帯は養老公園が広がっている。養老の滝はその1番奥、駅から距離にして約2キロ、時間にして登り坂を約40分歩いたところにある。

養老の滝に行くまでの所に「養老天命反転地」と呼ばれるテーマパークがある。世界的に有名なアーティストである荒川修作とマドリン・ギンズの構想による公園施設で、施設全体が1つのアート作品であり、人間の持つ視覚的な錯覚を体全体で楽しむ造りになっている。入場料750円、園内は基本的に家族連れやカップル、若者の群れが多く、間違いなくおっさんの1人歩きは辛い。雰囲気はどことなく箱根彫刻の森美術館に似ている(こば紀行#63参照)。あの頃はほんとによかった。。

さて、目指すは養老の滝。天命反転地から1.9キロ、テクテクひたすら歩く。小川沿いをゆるやかに登りながら歩く道中は、もみじのトンネルに覆われて、道行く人々を魅了するのだろうが、私が訪れた11月11日現在、このトンネルは真っ青だ。きっと、この記事がアップされる頃の週末あたりが最高なはずだ。

大した目の保養もなくゼーゼー言いながら歩き続けること30分、ついに目的地の養老の滝に辿り着く。苦労して辿り着いた割にはショボい滝だ。そして、お約束で自撮り棒を持った中国人観光客がはしゃいでいる。これなら白倉峡(こば紀行#72参照)の方が良いのではないかと思うが、きっと紅葉の最盛期であれば素晴らしいに違いない。着いて初めてここまで歩かずとも養老の滝すぐそばにも駐車場があり、わざわざ下からゼーゼー言わなくても済むことに気付いたのだが、秋の風情を楽しみながら散策したい方、私のようにドMの方には下から歩いてくることをオススメする。(こばやし)

 

2018年11月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : trust