セミナーの講師をさせていただくことが時々あります。
認知症対策(財産管理)をテーマにすると「認知症になるとできなること」というシートをよく使います。
その中で説明するのは、
不動産をはじめとする重要な財産の処分ができなくなる
銀行での預金の引き出しや解約ができなくなる
子供等に贈与ができなくなる・・
つまり、様々な重要な法律行為ができなるというお話です。
例えば、このテーマで経営者を集めようとしてもなかなか集まりません。
なぜなら、ほとんどの経営者が「自分は認知症にはならない。元気だ!」
と思っているからです。
認知症はあくまで、一つの例であって、経営者が交通事故に遭う、脳卒中になる、高度障害状態になる・・、つまり、想定外のことが起きるリスクはもしかしたら認知症になる以上の確率かもしれません。
経営者の「万が一の事態」に備えることは、保険に加入することと同じくらい重要なのかもしれないと思うのでした。(ななみ)