こば紀行#33 敦賀シンボルロード

このコーナーでは、浜松から日帰りで行けるプチ観光スポットをご紹介しています。

第33回目は敦賀シンボルロード

夏休み、青春18切符の季節です。同切符は1日2,400円程度で鈍行列車が乗り放題となるため、例年この切符の発売時期になると無駄に電車に乗りまくってます。そして今回、行き着いた先は敦賀駅、浜松駅から鈍行でおよそ4時間半程です。敦賀駅を降りると駅前広場に、「銀河鉄道999」の星野鉄郎とメーテル像があります。以降、商店街の歩道沿いに一定間隔毎に「銀河鉄道999」ゆかりのキャラクター像が計16体設置されていて、それは1.2㎞先の氣比神宮まで続きます。敦賀は全国有数の鉄道と港のまちということで、平成11年、敦賀港開港100周年を記念して設置されたもののようです。ちなみに、道路反対側には「宇宙戦艦ヤマト」ゆかりの像があります。

このキャラクター像は999の物語に沿って配置されているので、商店街を歩きながらストーリーを追うことができます。歩く毎に当時テレビで観た光景が思い出と共に蘇ります。左写真は、冥王星でメーテルが氷の地面に跪き、氷中に眠る過去の自分の体?を見て涙するシーンを再現したもの。敵とみなせばムチを振り回す、ドSな女王様メーテルのこの姿に、小学生こばやしはギャップ萌えしました。その他、強烈に印象に残っているのが、空飛ぶ猫の親子フライングクロの話や、ラーメン店を営む恋人の反対を振り切り機械の体を手に入れたと思ったらそれが雪女で、最後は元恋人の作ったラーメンを食べて溶けて死んでしまう話…なのですが、残念ながら映画版のストーリーのようでこれらの像はありませんでした。

氣比神宮まで行くと、道路反対側に「つけ鴨うどん」なる看板が見えます。「鴨錦」という大阪を中心に展開するチェーン店で、鴨のつけ汁が共通で、麺はうどんかそばを選べます。うどんはさらに、細めん、きしめん、笹うどんがあります。うどんと鴨汁の相性がこんなに良いとは思いませんでした。さらに港方面へ歩くと金ヶ崎城や天筒山城(いずれも山の中の公園、この時期のハイキングは正直辛い)、敦賀城(石碑のみ、苦労して探したのにこれだけかよという感じ)等がありますが、このあたりの歴史的背景についてはマニアな読者がコメントを付けてくれると思うのでそちらに譲ります。

以上、「銀河鉄道999」を語りたいだけの回でした。(こばやし)