私の友人~完~

(前回の話)

私の友人~5~

幸いにも、D子ちゃんに後遺症が残ることはありませんでした。私の母が言っていたとおり、子供の生命力の強さなのでしょうか。今では、スイミングスクールで選手コースに通う元気なお子さんに育っています。

 

事故後、Bは教師の交換制度(普通学校と特別支援学校の教師が、期間を区切って、定期的に交換する制度のようです)を利用して、障がいを抱えるお子さんが通う特別支援学校に、自ら志願して赴任したそうです。

 

数年後、Bの家に、バイクに乗った少年が、卒業証書を片手に訪れたそうです。

 

 

少し長くなりましたが、このブログで二人の友人を紹介しました。

 

友人Aは、自らの職を辞して、父親を看取ることを選択しました。

 

友人Bは、自らの感情を押し殺して、少年の未来を慮(おもんばか)りました。

 

彼らは、社会から何らかの表彰を受けるという立派な方ではありません。むしろ、ごくごく普通の一般人です。ただ、彼らに共通するには、人への「優しさ」と、困難が予想されてもそれを受け止める「強さ」を持ち合わせていると、私は思っております。

 

私の周囲には、「優しさ」と「強さ」を兼ね備えた人が多いような気がします。

 

この民事信託グループに仲間が加わることになりました。近々、ご紹介できると思います。この民事信託グループのメンバーも、「優しさ」と「強さ」を兼ね備えた頼もしい仲間ばかりですよ。

 

私も、友人や民事信託グループのメンバーに引けをとらぬよう、頑張っていきます。(小出)

 

 

 

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