最近、身寄りのない老人が増えてきました。親はすでに亡くなり、兄弟に先立たれ、自分は独身で過ごした本当に身寄りのない方です。先日、そのような方から「私が亡くなったら、財産はどうなるの?」とのご相談を頂きました。 相続人のいない方の財産は、最終的には国庫に帰属することを説明すると「それは、イヤだな~。」の一言。
それはそれで深刻な問題だと思いますが、もう一つ忘れていることがあるようでした。自分が亡くなった際の病院代から火葬・埋葬の手続きです。 身寄りのない方の葬祭については、墓地埋葬法9条で市町村が行うよう規定されてますが、人手と予算が足りない行政が本当に行うのかどうか・・・。 「そうか、それは困ったなぁ~。」と事の重大さを認識してくれたようでした。この方が抱えている問題をどのように解決していこうか、ただいま思案しております。(小出)