26年ぶりの再会

本木敦です。

皆さんはこの連休を如何お過ごしだっただろうか。

私は,浜松まつりに初めて参加した。浜松市民歴35年ではあるが「初めて」である。幼少の頃,私の地元は浜松まつりに参加していなかったし,両親も浜松まつりに消極的だった。過去,連休中に浜松にいれば,当然のようにラッパや独特のかけ声をきいていた。しかし,いつもそれは自分とは無縁のものであり,連休を彩る効果音の一つに過ぎなかったといえよう。

何故,私が浜松まつりに参加することになってしまったのか。それは,娘が地元のラッパ隊に入ってしまったからだ。

娘の勇姿を見るために,法被を買った。初めて着るものだったので気恥ずかしかった。それでも,法被を着て会所に出向くことになる。すると,不思議な連帯感が生まれる。これまで,外から眺めていた会所,自分とは関係の無かったものが,妙に近しいものとなる。

地元で初めて初子の施主の接待を受けた。その施主は私の中学の同級生だった。26年ぶりの再会を果たしたのである。

私は彼を見て,当時と何も変わってないな,と思った。彼は私をみてどう思ったかは分からない。たぶん,太ったとかそういう風に感じたことは間違いないだろう。

夜は遅くまでお酒を交わした。まさに旧交を温める時間だった。素晴らしい友達との再会は時間の経つのを忘れさせる。

連休中の何気ない一コマが,眩しく輝きを放った瞬間だった。