マッケンジー・ソープ

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1か月ほど前ですが、熊本地震で被災した障がい者を支援するチャリティ企画が浜松であり、私もお邪魔しました。そこには、マッケンジー・ソープという方の絵画展が開かれていて、次のようなお話を伺いました。

1956年に生まれた彼は、ディスレクシアという文字の読み書きが困難な障がいを抱えていました。学校生活では、ディスレクシアという障がいが認識されていなかったため、先生には「なまけ者でアタマが悪い!」と叱られ、友達にもそのように見られ、一緒に遊ぶことが出来なかったようです。しかし、彼は絵を描くことが好きで、暇を見つけては絵を描き続けていました。二十歳のころ、彼の絵をたまたま目にした叔父が大きく感銘し、叔父の協力のもと、美術大学へ進学したことが、画家への道を進むきっかけとなったようです。

彼は、各地の慈善団体と協力して絵画展を開くとともに、ハンディキャップを背負った子どもたちに自らの体験を通して、いかに逆境と戦い成功を収めることができたかを語りかけてるそうです。

彼の作品には、“希望・愛・喜び”のメッセージが込められてるそうです。

たしかに、ポストカードの絵を見ると、なんとなく温かみを感じるのは、私だけでしょうか。(小出)