本年も残り少なくなってきました。毎年この時期になると、今まで放置していたこと(相続・遺言)や心配だったことを片付けたい(遺言・生前贈与・財産管理)、年末年始に子供たちが帰省するのでそこで話をしたい(手続きさせたい)と思われるようで、駆け込みの相談者の方がいらっしゃいます。
年末年始は普段会えない方とゆっくり話せるせっかくの機会ですので、ここで忌憚なくお話されることをお勧めします。親は子供に相続してほしい(又は贈与したい)と思っていて子に相談なく遺言を作成した場合、実際子はそれを負担と思っていたり、他の子が納得しなかったりして兄弟間がもめる場合もあります。逆に子にとって不平等な内容の遺言であっても、事前に家族全員がお互いどういう気持ちなのかをじっくり話すことで、納得してもめない場合もあります。
また、不動産の相続手続きもやらなくてもあまり生活に支障がないので、放置されがちですが、時間が経てば経つほど相続人が死亡して新たな相続人増えたり、関係性が遠くなって解決できにくくなります。せっかくの機会ですので、こういった放置していること・心配なことを話し合い、気持ちよくお正月を迎えていただきますようお勧めします。