最近、米炊きについて、炊飯器に頼らずに、お釜や飯ごうで炊くことにハマっています。
私の母親はお釜で米を炊いていますが、私自身は、自宅では炊飯器でしか炊いたことがありませんでした。もっとも、学生時代の自転車旅行等の野外活動では飯ごうで炊いてはいました。
最近、私の友人が、キャンプを経験したことがないのでやってみたい、ということを言ってきました。それでは今年の夏はキャンプをやりましょう、しかし、いきなりキャンプ場だと大変だから、と、練習も込めて、友人の自宅の庭で、米を自炊し、テントの寝袋で寝ることをやってみました。
その練習のための練習で、私は、飯ごうを新たに購入し、米炊きの練習をしました。
飯ごうでの米炊きはいろいろな方法がありますが、オーソドックスなやり方としては、次のとおりです。
①下準備として、磨いだ米を30分以上浸しておく
②①の米を火にかける。強火で一気に沸騰させる。
③沸騰すると水がこぼれるので、その後、一定時間弱火にかける。
特に経験による差が出るのは③だと思います。弱火の火加減、火にかける時間は、特に飯ごうの場合には経験が必要になると思います。慣れないときは、飯ごうの蓋に手を当てて、米が「おどる」様子を感じとることも有効です。
で、何故このようなことを書いたかというと、ふっと、仕事の進め方もこれに似たものがあるな、と思ったからです。
ある仕事を受けたとき、まず、一気に形にする(初稿)を作ることが大事だな(上記の②に対応)、と思います。その後、時間をかけて少しづつ修正する(上記の③に対応)。
人間の行動の方針というものは、突然の化学変化によって生じるものは少なく、多くは、日常のありふれたことが参考にして生まれるのかな、と思ったこの週末でした。(本木敦)