このコーナーでは、浜松から日帰りで行けるプチ観光スポットをご紹介しています。
第79回目はkoba紀行海外編第1弾、ソウル①
2018年11月、こば紀行は遂に海外に進出、グローバル化社会に対応すべくこば紀行も日々進化する。浜松からセントレア(中部国際空港)まで高速バスで約2時間半、空港待ち2時間、その後韓国仁川空港まで1時間半、ギリギリ日帰り圏内だ。焼肉食って、キムチ食べて、買い物するだけなら日帰りでも行けなくもない。そして、それで十分な気がしなくもない。今回のシリーズでは、私が体験したこのソウルの魅力を余すことなくご紹介したい。
仁川国際空港を降りてからはバスでソウル市内まで約1時間半、市街地の交通渋滞は日本のそれよりもすさまじく、割り込み幅寄せは当たり前、公共交通機関であるはずのバスでさえ、常にパッシングやクラクションを鳴らしまくっている。日本の巷で騒がれている「あおり運転」レベルのことをバスの運転手が行っていることに驚愕した。ただ、目的地に辿り着くまでのちょっとしたアトラクションだと思えば、このバスの乗り心地もさほど悪くはない。
ホテルにチェックイン後、早速焼肉を食しに街に出かける。ソウルの繁華街らしき場所には日本人観光客、特に女性同士の観光客が多い。看板や店内のメニューは基本、ハングル文字での表記であるが、想像していたよりは日本語表記が多い。韓国の通貨単位はウォンであり、1円→10ウォンというように、表記されている金額から0を1個取れば日本円での金額となるため計算はしやすい。そして、物価相場もだいたい日本と同じレベルの印象だ。グループで連れ立っていけば、いざ両替を切らしていても、仲間同士での清算が楽にできるというメリットはある。
最初に入った焼肉屋のメニューは右のとおりで、案外選べる種類は少ない。そして、1番気になったのは、鉄板が地元の某人気ハンバーグチェーンのものに似ていること。焼肉屋は全部で2軒ほどまわったが、そのいずれでもキムチやナムル、サンチェらしきものはオーダーしなくても勝手についてくる。そして、キムチは鉄板で肉と一緒に焼くものらしく、このキムチ自体は少し酸味が強いが、それなりに美味しい。肉もスタッフが焼いてくれて、食べやすい大きさにハサミでカットしてくれる。こうした現地の雰囲気と、無愛想な韓国人のオッサンの接客により、なんとなく本格感が増す。ただ、冷静に味だけを評価するならば、日本での韓国料理のレベルが高すぎるのか、そんなに変わらない気がしなくもない。あくまで私見である。(つづく)