雑感

今朝(9/6)の北海道胆振東部地震によりお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、被災されたすべての方々に心よりお見舞いを申し上げます。また,一刻も早い復旧を心よりお祈りいたしております。

 

最近,中学の後輩が仕事を依頼したいと事務所に来所してくれた。

一通り仕事の話を終えたあと,雑談になった。

彼は会社の経営者で,いろいろな事業を始めているという。

その話の中で,「本木さんの仕事は本当の意味での競争社会ではない」という発言があった。

これは,常々感じていることである。私たち司法書士は司法書士法という法律によりその業務については独占業務であり,司法書士ではない者が業務を行うことはできない。司法書士同士の競争はあるが司法書士の人数から考えると,彼のライバルというべき者との競争とは比べものにならないだろう。私たちのおかれている状況だからこそ一定の質を保つことができるという考え方と独占業務に対する批判という考え方が成り立つ。

今,私にできることは質を保ちつづけていくことだろう。それは業務においてもそうだが,もっと大きく司法書士に対する信頼もだ。

最近の報道で,高度経済成長期に建てた構造物の維持が難しくなっているというようなものを見た。新しく構造物を建てることは予算も付きやすいが維持には予算がつきにくい。司法書士の信頼を勝ち得ていくには地道な努力しかない。

本木敦

2018年9月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : trust