若い頃は「型にはまる」ということを否定的にとらえていました。
年齢を重ねるごとに,型はとてもありがたいと思うようになりました。
思えば,ソフトボールの型,陸上競技の型,勉強の型,司法書士の型いろいろなことを学んできたような気がします。
当時は意識はしていませんでしたが,私が取り組んできたものにはすべて「型」があり,それにはまるように学習していたような気がします。
この年になって「型にはまる」ということは本当はできないのではないかと思います。
「型にはまる」過程の中で,必ず派生するものがでてくる。完全に型にはまることはできないと思います。
派生するものこそが「個性」であり,本当の意味での「個性」とは,「型にはまる」過程を経なければ生まれないのではないか,と思います。
文責:本木敦