3.11

数年前、法律相談の相談員として被災地を訪れたことがあります。1泊2日の日程でした。1日目は相馬市で、2日目は南相馬市でした。1日目は相馬市で宿泊し、2日目の朝、南相馬市に向けてレンタカーを走らせました。土曜日にも関わらず、道は自動車で混んでいました。早めに出発したおかげで、時間には間に合いました。

地元の司法書士が出迎えてくれて、お礼と労いの言葉をいただきました。いろいろな話をしている中、私が「土曜日にも関わらず、道が混んでるところを見ると、賑わいも取り戻し始めたんですかね。」と言うと、地元の司法書士は「それは、原発に向かう作業員の車ですよ。」と答えました。

その司法書士は、すぐさま別の話題を振って会話を続けましたが、私は無神経な発言をしてしまったと、強く後悔しました。

 

7年経過しても、避難生活を送っている方がいらっしゃいます。3.11はいまだ現実として存在しているんだと、あらためて認識しました。(小出)

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2018年3月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : trust