こば紀行#53 未来京都①

このコーナーでは、浜松から日帰りで行けるプチ観光スポットをご紹介しています。

第53回目は京都編その1

古都として、観光都市として、あまりに偉大すぎて今さら私ごときが紹介するまでもないのだが、あくまでも私ならこう見るという視点でこの街のスポットを紹介させて頂く。

~京都駅~

京都の玄関口でもあるこの駅は、1997年に現在の駅ビルが完成。巨大な吹き抜け空間と延々と続く大階段、ガラス張りの外観は未来志向のデザインに溢れている。新しいものと歴史あるもの、2つが調和をもって共存するこの街を象徴する建物だ。そして、何よりも素敵なのが、エスカレーターで10階まで行くと「京都拉麺小路」という全国各地の有名店が集結したラーメン街がある。たぶん、東京ラーメンストリートよりクオリティは高い。いずれまた別枠で特集したい。

~本能寺跡~

1582年、明智光秀の謀反により天下統一目前の織田信長が焼き殺されてしまった地。その後、寺は別の場所に再建、光秀が放火を働いたこの場所は、今は京都市本能地区の消防分団の建物となっているのは歴史の皮肉だろうか。寺を焼失させてしまった過去の教訓を生かし「火の用心」なるポスターまである。が、1582年当時の信長公は、火の用心レベルの用心では、もはやあの悲劇を避けることはできなかっただろう。そう思うと、閑静な住宅街にあるこの普通の建物にも歴史の重みを感じる。

~清水寺~

いわずと知れた修学旅行の鉄板ルート。例外なく中坊こばやしもこの地を訪れている。で、当時からあったのか?全く気付かなかったが、清水の舞台のすぐ裏に「地主神社」なるものがあり、縁結びの神様として祭られている。入口があまりにベタすぎて、40超えたおっさんが1人で行くにはかなり抵抗がある。同年代で入れるのはあらたま先生だけだろう。取材だと割り切り意を決して飛び込むが、周囲は未成年と覚しき方ばかり…怪しまれる前にそそくさと引き返す。私も修学旅行当時にこの場所の存在に気付いていれば、今という未来が変わっていただろう。「今年こそ良縁を」の文字がグサッとくる。

~霊山護国神社~

今回の京都紀行のテーマは実は坂本龍馬にまつわる地を巡るというもの。この神社には龍馬を始め、木戸孝允や中岡慎太郎など数多くの幕末の志士達が祀られている。境内には歴史館も併設されており、幕末の動乱期に思いを馳せることができる。が、なぜか入口箇所に→のようなガチャガチャが配置されている。連合艦隊…海援隊の未来ということか?

京都は歴史と近代が調和した街だ。古都京都としての重厚さを残しつつ、近未来的な側面も持ち合わせている。次回、こばやしはそんな京都の未来志向な側面を、龍馬にまつわる史跡の中で目の当たりにすることとなる。 (つづく)

 

 

 

2018年3月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : trust