(前回の話)
前回お話した税の問題に加えて、長男が遺産分割の合意解除に同意しない場合、他の相続人は長男の約束違反(これを「債務不履行」と言います)があることを理由として遺産分割協議を一方的に解除できるのか?という問題もあります。
この問題について最高裁は、債務不履行による解除を認めると、法的安定性が著しく害されることから、債務不履行を理由に遺産分割を解除することはできないと判断しています。
つまり、共同相続人の全員の「合意」による解除でない限り、「一方的」に解除を通告して遺産分割のやり直しを行うことはできないということです。
このように、長男が遺産分割の合意解除に同意しない限り、遺産分割の効力を覆すことはできないという問題があることが分かります。
老親において扶養・介護の問題を抱えている場合、扶養・介護と遺産分割は別問題だと認識し、遺産分割協議とは別個に扶養・介護に要する費用について協議することが大事かと思われます。(小出)
、浜松から日帰りで行けるプチ観光スポットをご紹介しています。
台風シーズンになるとたまに耳にする地名でしょう。紀伊大島はその潮岬の東側にある島です。今回は18切符の消化試合だったんで、浜松から鈍行で約9時間、JR紀勢本線串本駅が最寄りです。串本駅の観光案内所にレンタサイクルがあります。電動自転車を3時間1,500円で貸してくれます。電動アシスト自転車には初めて乗りましたが、なるほど、潮岬と紀伊大島を回ろうと思うと道中の起伏が激しく、人力では死にます。その昔、紀伊大島へはフェリーや巡航船でなければ行けませんでした。それが、1999年に潮岬との間に橋が架かったことで陸続きとなりました。この橋はループ橋とアーチ橋の2つからなり、スイフトハイブリッドのCMの舞台にもなりました。ただし、自転車ではスイフトのように爽快には走れません。ちなみに自転車で潮岬と紀伊大島両方を回るとギリギリ3時間です。
伊大島はトルコとの友好のシンボルとして知られています。1890年、オスマン皇帝の特使を乗せて日本に派遣されたエルトゥールル号が帰国の際にこの付近で座礁、犠牲者587名の大惨事の中、地元住民が生存者救出のために全力を尽くしたことで日本とトルコとの友好関係が始まりました。島の東端、樫野崎にはそれを記念してトルコ記念館が建てられ、付近ではトルコアイスやトルコランプ作り体験等が楽しめます。樫野崎の南方には海金剛と呼ばれる断崖絶壁があります(左写真)。マグマからできた岩が太平洋の荒波に削られ、ピラミッド型やドーム型のような形になったそうです。人間も人生という荒波に揉まれるうちに、ツンツン尖ったり丸くなったり…同じ削られるなら人を癒やす形になりたいものだ。展望台から見えるこの景観に、ふとそんなことを思いました。
和歌山ラーメンは1990年代後半頃ブームとなり一時はカップラーメンが発売される程の勢いで、ご当地ラーメンの火付け役にもなりました。左は和歌山市内の元祖?「井出商店」、右は新宮市で弟子がやってる「速水」。感想:基本一緒。インスタ映えするのは左だけど、味は弟子が師匠をやや超えたか…(こばやし)
けるプチ観光スポットをご紹介しています。
21世紀においてこの温泉を圧倒的に世に知らしめたのは紛れもなくあの元県議であろう。政務活動費で足繁く通うこと106回…さほど交通の便も良くないこの地にそこまで通い詰めるとは、余程、「男」ののちゃんを熱くさせる何かがあるに違いない。そう、ピンクな何かが…そんな思いに駆られ、鈍行列車で約9時間半、はるばる城崎温泉までやって来た。(実は甲子園帰り)
1日外湯入り放題の券を1200円で購入できる。町外れにはロープウェイもあり、ちょっと上から目線で温泉街を眺めたいならオススメだ。食事は但馬牛や日本海の海の幸が名物らしく、その手の看板をよく目にする。何でも冬場のカニは最高なのだとか…
(あらたま先生談)。写真は三國のステーキ丼