シリーズ 民事信託の“肝”(2)

前回は「信託の目的」について説明しました。
「何を守るのか?」「誰を守るのか?」が重要ですというお話でした。

次に大事なことは「誰に託すのか?」

託す先は、あなたの想い、すなわち「信託の目的」の実現を担う方となるわけですから、あなたの気持ちを理解できる信頼のおける方であることはもちろんのこと、遵法精神も求められます!
大切な資産を、長期にわたって信託の目的に遵って管理しなければならないからです。

次回以降、もっと詳しくご説明しますね。 (中里)

氏が違っても一緒のお墓に入れる?

先日、私が保佐人に就任している被保佐人の方から「自分の骨は〇〇(すごーく遠戚の人)のお墓へ入れてほしい」とお話がありました。
お墓に入れてほしい理由は、一人だと寂しいし、唯一交流のある人のお墓だからということでした。
ふと(氏が違う人が、同じお墓に入れるのか?)と思いました。被保佐人の方からは「お寺の住職は良いと言っている」ということでした。
ネットで調べてみましたが、お寺によるらしいですね。(結局よくわからない・・・)
メンバーの中にもお坊様がいらっしゃいますので、今度教えていただこうと思います。
後見人等の死後の事務は何かと悩むことが多いですが、手続は粛々と進めて行くのみです。(ヨシミ)

こば紀行#2

このコーナーでは、浜松市街から日帰りで行けるプチ観光スポットをご紹介しています。
screenshot_2016-09-20-23-52-04第2回目は奥浜名湖。

浜松市街地から姫街道または舘山寺街道を経由して気賀方面へ25分。気賀四ツ角交差点から国道362号線へ出て、浜名湖沿いに10分程走ると天竜浜名湖鉄道、浜名湖佐久米駅に辿り着きます。

冬になるとゆりかもめが飛来し、観光客で賑わうこの駅ですが、夏は駅舎に隣接する「喫茶かとれあ」のかき氷がオススメ。なかでもイチゴの果肉がたっぷり入ったいちごミルクかき氷は、とても贅沢な味わいで、厳しい暑さと現実を忘れさせてくれます。その昔、姫街道沿いに「喫茶こばやし」という、かき氷でちょっと有名なお店があったのですが、そこの流れを汲むメニューのようです。残念ながらこの記事がアップされる頃は、さほど残暑も厳しくないかもしれませんが、9月いっぱいまではやっているとのこと。是非お試しください。

今日の日帰り温泉は国民宿舎奥浜名湖(地図B地点)。510円と割と値段も良心的で、浜名湖を見下ろしながらお風呂と食事を楽しめます。周辺観光、浜名湖周遊ドライブのついでに良いかもしれません。(こばやし)

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準備

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先日、近しい方が亡くなりました。

写真にもあるように、長寿を全うされたと思います。

非常にしっかりした方で、生前に財産の整理もしていたようです。

 

葬儀の際、出席していた叔父から

「俺も亡くなった後の準備をしないといけないなぁ」とつぶやいてました。

 

「元気だから大丈夫」も大事ですが、「元気なうちから準備」は、もっと大事です。

 

ご自身が元気なときだからこそ、障がいを抱えたご親族のために、どのような制度があるのか、一緒に考えてみませんか。(小出)

信託の起源

中世ヨーロッパ(十字軍によるイスラム征伐時代)
十字軍に参加する兵士が留守宅に残した家族のために、財産を信頼できる友人に託して運用してもらい、生活費として家族に渡すという契約を行ったのが起源といわれています。
具体的には、十字軍の兵士が戦いに出る前に、自分の土地を信頼できる友人に託し、その土地で収穫された果物などを販売することにより得られた収入で、国に残された家族を養ったそうです。

民事信託で言えば、収益不動産の所有者が、意思判断ができなくなる前に、自分の収益不動産を信頼できる者に託し、その不動産で得た収入で、当該所有者やその家族を養うといったところでしょうか。(本木)

朝の習慣(2)

「人は人のために何ができるか?
言葉に耳を傾け、本質を知り
思いを共有し、未来を共創します。」

上記は当事務所の理念で、毎日朝礼で確認して1日が始まります。

なぜ、毎朝確認するのか?

それは、「ご依頼者様、また、そこに関わるご家族のお話に深く耳を傾け共に悩み考えていくことが大事」だと考えてるからです。

特に、「民事信託」は、信託財産を託す「委託者」、それを託される「受託者」、利益を享受する「受益者」それぞれが立場によって考えることがあります。

それらの思いに耳を傾け、よりよき未来を共創すべく、「民事信託」の活用に尽力したいと考えています。(野々垣)

直接、話を聞く大切さ。

先日、先駆的に民事信託に取り組んでこられている某金融機関を訪問させていただきました。

民事信託に関するセミナーに参加したときに、講師からその金融機関の方からの情報ということで紹介があり、信託財産に対する融資の実務についてお伺いするための訪問でした。

セミナーの講師からは、「○○は気を付けた方がいいらしいですよ」等の事前情報が入っていたため、実際の実務でもいろいろな特殊性があるのだろうという先入観を持ちながらの訪問となりした。。

実際にご担当者のお話をお伺いすると、その方の人柄の良さもあってか、訪問前のずっともやもやとしながら目の前にあった不安が、霧が晴れるように解消されていくことを自分の中に感じました。

「基本に忠実に、シンプルに考える」

私の得た答えでした。

確かに、実務上の細かな注意点や現状の限界点もあるのですが、実際に信託財産への融資実務に取り組まれている方のお話を直接お聞きできたことは、なによりの収穫でした。

そして、直接、お話をお聞きする大切さを身に染みて感じた出来事でした。

委員 名波直紀

シリーズ 民事信託の“肝”(1)

このブログは、メンバーが交代で平日はアップしています。
内容はフリーなので、バラエティに富むというのか、雑然としているというのか・・・

せっかく信託の勉強をしているので、私の担当会では民事信託の“肝”を思いつくままにご紹介しようと思います。

最大の“肝”は「この仕組みでだれを守るのか」を明確にすること。
私は、そう考えます。

将来の生活に不安を抱えるお子さん、身寄りがなく老後を頼る人がいないご自身、東京オリンピックを目指して訓練に励むお孫さんかもしれませんね。

民事信託は確かに難しい制度ですが、皆さんに考えていただきたいのは「どんな信託にするのか」ではなく、「誰の生活を支えなければならないのか」ということです。
そこから先は、私たちの仕事です! (中里)

散歩

2か月ほど前から毎朝散歩するようになりました。

夏も終わり、散歩すると気持ちいい季節です。

散歩はストレス解消、やる気UPの効果があるらしいです。

「明日も(は)頑張ろう!」と思います。(ヨシミ)

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こば紀行#1

こば紀行#1-3このコーナーでは、浜松から日帰りで行けるプチ観光スポット(主に温泉)をご紹介します。

第1回目は西浦温泉。

浜松から車で西へ約1時間半、蒲郡市街を抜けて西浦半島を海岸沿いに走ると、南端から高台にかけて温泉街が広がります。東海の熱海と呼ばれるこの温泉街には観光ホテルが林立し、午前中から午後3時くらいまで、大浴場や露天風呂を日帰り客用に開放しているところが多くあります。

今回訪れたのは「末広」。温泉とランチがセットになったプランも用意されており、日帰りでありながら、のんびり旅行気分を味わえます。そして、屋上の展望露天風呂から見渡す三河湾の絶景は、疲れた日常と厳しい現実を忘れさせてくれます。帰りは蒲郡競艇でボートレースをナイター観戦。照明に照らされた美しい水面で繰り広げられるレースは、おじさんだけでなくカップルや子連れの観客をも魅了しています。  (こばやし)

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