先日、私が成年後見人として携わっていた方が亡くなりました。私が、最期に見舞ったのは10月29日の午後でした。それまでは、お会いすれば本人から必ず「会えてうれしいです。」「また来てください。」と何度も何度も語り掛けてくれたのですが、この日は静かに息をしているだけの状態でした。外は台風の影響で大雨にも関わらず、部屋はとても暗く静かな空間でした。
成年後見でも財産管理を行うのですが、この方に関してはイレギュラーな財産管理をしておりました(詳細は申し上げられませんが…)。イレギュラーな財産管理でしたので、家庭裁判所との連絡を行う煩雑さが生じました。私が財産管理について記載した上申書に対し、家庭裁判所は概ね了解していただきましたが、全てではありませんでした。もう少し自由度があれば、本人にもっともっと素晴らしい支援ができたのに…。
この場を借りて、ご冥福を祈りたいと思います。(小出)