シリーズ 信託の“肝”(12)

年間110万円の非課税枠を利用する方法

この方法を利用するには、最初の受益者を二人にしておく必要があります。
この内の一人は、障害を持つお子さんですが、ここでのポイントは、もう一人の受益者として委託者ご自身、つまりお子さんの将来の生活のために資産を信託しようとする親御さんとしておくことです。

もう一つのポイントは、信託条項の中に「受益者A(お子さん)の受益権の範囲は、委託者が負担する扶養義務の範囲内とする」等の条項を設けておくことです。

信託は、その効力が生じたときに委託者から受益者に財産が移転したものと評価し、受益者に贈与税が課せられますね。
このケースに置きかえれば、お子さんと親御さん自身(委託者)の二人に財産の移転があったと評価されるわけです。
もっとも、委託者自身への移転について贈与税が生じないことは(10)でご説明したとおり。では、お子さんへの財産の移転についてはどうでしょう?

ここで、先の信託条項が生きてくるわけです。
お子さんの受益の割合は「扶養義務の範囲内」、つまり日常生活を送る上での衣食住その他の生活費の範囲内に限られるという意味です。
この条項を置くことにより、お子さんへの財産の移転は年間110万円に収まると考えられ、贈与税の課税が回避できると考えられるわけです。  (中里)

今年の抱負

昨年の忘年会(ある仲間グループ)で来年(今年)の抱負について話しをしました。

そこで、私は1年で4kg~5kg痩せることをグループの皆さんの前で宣言しました。

「正月から食事を制限して、運動してダイエットするぞっ!!」と意気込みましたが・・・正月から食べて寝てテレビを観て、また食べて寝てテレビ・・・という最も悪い過ごし方をしてしまいました。

今年の年末は、スーパーボディになれるよう(5kgでは無理か・・・)がんばります!!

今年も皆様よろしくお願いいたします。(ヨシミ)

こば紀行#12 Hakuba47

このコーナーでは、浜松から日帰りで行けるプチ観光スポットをご紹介しています

こば紀行、冬の雪山編第1弾はHakuba47

新年明けましておめでとうございます!ここの読者の皆さんで、ウィンタースポーツをやられる方がどれ程いらっしゃるのか(果たしてこの情報が有益なのか?)甚だ疑問ではありますが、そんな皆さんに少しでも雪山の魅力をお伝えできればと、今年もこば紀行は我が道を突っ走ります。

元旦からスキーです(えぇ、正月から暇なんです)。今年は雪が少なく、本来であればもう少し近場のゲレンデをチョイスしたいところでしたが、全面滑走可能なコースを探しているうちに白馬まで来てしまいました。白馬エリアは国内でも有数のパウダースノーを楽しめるはずのエリアです。が、雪不足のため、長野冬季五輪の会場にもなったお隣の八方尾根でさえ一部滑走不能という、初っ端から空回りのこば紀行です。

そんな中、Hakuba47は北向きの斜面が多いせいか、全面滑走可能で気持ちよく滑ることができました(気持ち良いのは午前中だけかな…)。上はゲレンデマップで、緑のラインが初級者、赤が中級者、黒が上級者コースです。全体的に初級者コースの占める割合が多く、初級者でも山頂から全長約6000Mのロングランが可能です。山頂と中腹のコース(1/1現在滑走不能)から隣の白馬五竜スキー場と連結していて、リフト券も共通ですので、中級者程度であればかなりの数のコースを滑ることができます(上図右半分が47、左半分が五竜。ただし、五竜いいもりゲレンデは1/1現在滑走不能…)。五竜岳、唐松岳を始め、北アルプスの山々を眺めながらの滑走は爽快そのもので、厳しい現実を忘れ、今年も何とかやって行けそうな気分になれます。

ただ、正月だからなのか、全面滑走可能なスキー場が他にほとんどないからなのか、激混みです。左写真はご来光を望む初詣の参拝客の列ではありません。五竜岳に沈みゆく太陽とリフト待ち(20分)の人々です。そして、言い忘れてましたが、ここまで来るのに高速を使っても片道4時間半….行き帰りの道のり自体が厳しい現実のこば紀行でした。(こばやし)

年末年始

あけましておめでとうございます。

 

皆さんは、年末年始をどのように過ごされたでしょうか?

私は、毎年、数人の友人と旧交を温めています。

20代の頃は、大晦日からバカ騒ぎをした後、浜松から御前崎まで行って初日の出を見るのが恒例でした。

40半ばも過ぎますと、さすがにバカ騒ぎはできませんが、それでも集まっては酒を酌み交わし、朝方まで語らうことで、楽しいひとときを過ごすことができました。

 

次の年末年始での再会を楽しみに、気持ちを新たに、本年も日々頑張っていく所存です。

 

本年もよろしくお願い申し上げます。(小出)

年始のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

叶うのグループは平成28年に発足しました。

これまで当グループをご愛顧いただきましてありがとうございます。

本年も益々発展していく所存でございますので,よろしくお願いします。(本木敦)

 

「叶」忘年会

昨晩は、民事信託チーム「叶」の忘年会でした。

この1年活動を振り返り新年への目標を定める有意義な時間でした。

写真を撮り忘れてしまったのが残念です。

 

来年もどうぞよろしくお願いします。(野々垣)

 

民事信託の入口と出口はシンプルに!

※実際の相談をデフォルメしてあります。

先日、こんな相談がありました。賃貸マンション等の収益物件が2棟あって、将来、二人の兄弟が1棟ずつ引き継ぐ予定。マンションの所有者である父の判断能力の低下に備えて民事信託を活用して収益物件を管理・処分できるようにしたいとのこと。

当初は、兄一人が受託者となり、父のために両方の収益物件の管理をする想定でした。

しかし、家族会議の中でいろいろと話をしていくうちに、弟も、将来自分が引き継ぐ物件の管理を受託者となってやってみたらどうかという話になりました。

それぞれ個別の契約で、自分が承継する予定の財産を自分が受託者となって管理する。
つまり、財産承継の入口と出口がシンプルになります。

将来、自分が引き継ぐ財産をそれぞれが責任をもって管理することで、守られる財産にとっても、その恩恵を受ける受益者(今回は父)にとっても好循環が生まれると感じました。

この兄弟にとっては、父が元気なうちは収益物件の管理の練習にもなりますね。(名波)

シリーズ 信託の“肝”(11)

その「工夫」は、主にふたつに分けられます。

そのひとつは、贈与税の非課税枠を上手に活用する方法。
もうひとつは、贈与税が適用されないようにする方法です。

「親亡き後」への信託の活用の場合、非課税枠の活用方法としては、① 年間110万円までの「基礎控除」、②「相続時精算課税制度」、③「特定障害者扶養信託契約」の活用が考えられます。

一方「贈与税が適用されない方法」は、契約の効力発生時期に「委託者の死亡」と条件を付するか、あるいは「遺言信託」という方法を利用することが考えられます。

次回以降、ひとつずつご説明しますね! (中里)

こば紀行#11 伊勢神宮

このコーナーでは、浜松から日帰りで行けるプチ観光スポットをご紹介しています。

第11回目は伊勢神宮

今回は年の瀬のこの時期に(イブなのになぜか)、今年一年無事に過ごせた(過ごせそうな)ことに感謝すべく、お伊勢参りに行ってきました(縁結び祈願ではありません)。どうやら外宮と内宮の2つあり、本来なら外宮→ 内宮→おかげ横丁と回るのが王道らしいのですが、無知な私は外宮のみを回っただけで満足してしまい、あとは伊勢うどん食レポです。あらかじめご容赦下さい。

JRの青春18切符を利用すれば2200円程度で普通列車が1日乗り放題、名古屋で乗換え伊勢市駅まで早ければ3時間半程度で到着します。駅から外宮までの参道に沿ってお土産屋や食事処が並んでいます。参拝の前にまずは腹ごしらえから…

一軒目は「やとや」で巾着伊勢うどんなるものをいただきました。伊勢うどん自体は、ぷにょぷにょの太いうどんに、濃いめのたまり醤油みたいなタレを絡めたものです。このぷにょぷにょうどんを巾着に包み込み、例のタレで絡めたもので、山椒胡椒をまぶしてあります。コンビニのおでんみたいに巾着袋が浮かんでいて、注文するとお姉さんがすくい上げてくれます。私の虚しい心もすくい上げて欲しいものです。

二軒目はカフェ「びあんか」で鍋焼き伊勢うどん。こちらも濃い醤油汁の中にぷにょぷにょうどんが浸かっていますが、玉子の黄身を潰すと幾分かまろやかになります。ストウブ鍋でグツグツ煮込んであるので、心も身体も、サブい懐以外は温まります。

後は外宮前の「赤福」にて、名物赤福ぜんざいを。夏は赤福氷、冬はぜんざいだそうで、パッと見普通のぜんざいですが、食べても普通の…いや、赤福の雰囲気を存分にお楽しみ頂けます。

それでは、来年もみなさんにとって幸せな一年でありますように!(参拝してました)   (こばやし)

事業承継

21日(水)は、東京で開催された民事信託実務講座の最終日でした。4月から全8回の講座でした。最後の講座は事業承継の事例発表でした。現在の中小企業の経営者の5割は今後10年で平均引退年齢にさしかかり事業承継のタイミングとなるそうです。

以前、私は株主兼取締役が1人の会社で、その唯一の株主兼取締役の人が認知症になってしまいどうしたらよいかという相談を受けました。

結局、その会社は引き継ぐ人はなく清算手続中です。詳しくは書けませんが、もっと早く事業承継を考えていればこんな苦労をしなくてもよかったのではないかと実感してます。(ヨシミ)