法テラス

何らかのトラブルが発生した場合、その多くは専門家の判断を仰がなくてはならない場合があります。法律に関する専門家として、私たち司法書士が存在しているのですが、皆さんが依頼をする場合、そこにはどうしても費用(私たちから見ると報酬)が発生します。

 

この費用を捻出(ねんしゅつ)しようにも捻出できない場合、トラブルに見舞われた方は泣き寝入りするしかないのかとなると、それは少しおかしいなと感じるのではないでしょうか。

 

収入も資産もない方が、トラブルに遭遇した場合にも、専門家の判断を仰ぐことができる制度があります。民事法律扶助というのですが、「法テラス」と言った方が分かりやすいかもしれません。

 

この制度は、経済的に余裕のない方のための無料の法律相談や、必要に応じて、司法書士費用の立替えを行ってくれます。立替費用も一般的には低額で、分割返済にてお支払いすることになります。

 

「法テラス」については、お近くの司法書士にご相談ください。(小出)

こば紀行#28 菩提山城

このコーナーでは、浜松から日帰りで行けるプチ観光スポットをご紹介しています。

第28回目はこばの城攻め編第3弾、菩提山城

久々の城攻め編です。浜松から東海道線(鈍行)で西へ約2時間半、関ヶ原の手前、垂井駅で下車します。土日であれば「青空フリーパス」の区間内ですので、3500円ちょっとで往復できます。垂井駅下車後、菩提山までは自転車を利用します。駅北口を降りてすぐのところに観光案内所があり、そこでレンタサイクルの利用申し込みを受け付けてるようです。昼前、私が着いた頃には全車出払っていましたが、観光案内所のおっちゃんが個人所有のチャリを貸してくれたので、何とか麓まで辿り着きました。チャリで15分位です。

山城は戦国時代、信長や秀吉に仕えた軍師・竹中半兵衛の居城でした。伊吹山山系の東端に位置する、菩提山の山頂(402M)に築かれた山城で、麓には竹中氏の陣屋や竹中半兵衛の銅像、お墓もあったりします。陣屋から少し行くと、半兵衛水車小屋なるものまでありますが、これはどうやら半兵衛とは無関係なようです。菩提山山頂へのルートは、全部で3つあります。いずれも立派なハイキングコースで、いきなり「熊出没注意」なる看板までありビビります。山頂まで約1.5キロ、50分間延々と登り続けます。正直、途中で引き返そうかと思いました。ただ、その苦難を乗り越えた末の、山頂から見る景色は格別です。そして、下山後、しばらくして襲われる筋肉痛の苦難もまた格別です。なお、道中足下は枯れ葉で滑りやすいため、ビーチサンダルでの登山は避けた方が無難でしょう。

垂井の街全体が旧中山道宿場町としての面影を残し、歴史探訪とサイクリングには最適です。ただ、菩提山山頂にも麓にもお休み処はなく、今のところ観光地としてのやる気は感じられません。事前にお茶とおにぎりを用意しておくと、山頂での過ごし方が変わります。私は、午後3時過ぎにヘロヘロで下山した挙げ句、めぼしい食事処もなかったため、お隣の大垣駅近くの食堂「鶴丸」に入りました。創業明治17年、歴史を感じます。目の前のおばあちゃんは一体何代目なのだろう…食事の瞬間にも歴史に思いを馳せるコースでした。(こばやし)

 

 

信託してみたものの??

本日は信託契約を締結したお客様の所に行ってきました。

その方は、長ーい期間の打ち合わせを経て、様々な検討をし、税理士の先生にも相談の上、やっと契約を締結した方です。

不動産の名義を受託者の方に変更するのにも、法務局から様々な指摘があり1か月近くかかりました。

 

そんなこんなでやっと財産管理がスタート!するはずだったのですが、

『金融機関で信託用の口座を作れない』とのSOSをいただき、行ってきました。

 

結果、金融機関に対し色々な説明の末作成することができたのですが、

まだまだ法律に実務が追い付いていないようで、

『先例がない』『やれない』『本部に確認しないと・・・』という壁に当たることがよくあります。

 

辛抱強く(といっても辛抱するのは受託者ですが・・)やっていくしかありませんね。

 

 

 

お勧めの一冊!

最近、民事信託の書籍が増えてきました。

少しずつ、ご紹介していきたいと思います。

今回は、民事信託についてある程度わかっているけど、もう少し詳しく勉強してみたいという方にお勧めの書籍です。

「そこが知りたかった!民事信託Q&A100」(中央経済社)です。

民事信託の基礎的な知識について、信託法を絡めながら分かりやすく書かれています。
これを読んでから、実際の契約書を見ると、より理解が深まりますよ。(名波)

 

む、む、無念

本木敦です。

今週、パソコンを起動すると、起動しなくなっていました。

私は、基本的にはローカルではなく、NASにデータを保存しています。

このため、致命傷となることはなかったのですが、ローカルにも一部重要なデータが保存されていました。

これらが全てふっとんでしまった可能性があります。今メカニックさんに診ていただいています。

祈るような気持ちと、諦めの気持ちが混じっています。

一般的には、ハードディスクの寿命は5年くらいと言われているようです。

安心をとって、これからは4年毎に交換していこうと心に決めたのでした・・・(遅かった)

 

相続登記未了と固定資産税

先日、法務省で相続が発生した時に、不動産の名義変更(これを、「相続登記」といいます)をしていない方が中小都市・中山間地域において26.6%という数字が発表されました(正確には「最後に所有権の登記がされてから50年以上経過しているもの」という表現ですが…)。

 

相続における不動産の名義変更が行われていないと、「まちづくりのための公共事業が停滞する」とか「空き家が増加している大きな要因の一つ」とか指摘がされています。しかし、それ以上に身近で大事な問題があります。

 

「税金」です。名義変更されていない不動産は、相続人「全員」の共有状態ということになります。不動産には「固定資産税」という税金が課されますが、この税金は所有者に支払い義務が生じます。相続が発生すれば相続人が支払うことになるわけですが、名義変更が済んでいない場合、法定相続分に応じて支払えば良いかというとそうではありません。相続人が4人の場合、税金が4等分になるというわけではない、ということです。この場合、相続人の代表者が「全額」納めなければなりません。

 

問題はここからです。相続人の代表者が納めなかった場合、どうなるのでしょうか?固定資産税は法律上、相続人全員に「連帯納付」を義務づけています。したがって、代表者が滞納すれば、当然、義務者である相続人全員に滞納処分を下されます。つまり、財産が差し押さえられるわけです。

 

しかも、税金は滞納すると、必ず「延滞税」が課されます。その税率は14.6%という非常に高い利率です。

 

「自分は不動産なんていらない」という理由では、税金を納めなくていい理由にはなりません。この点は、しっかり認識していただきたいと思います。(小出)

こば紀行#27 デブ紀行

このコーナーでは、浜松から日帰りで行けるプチ観光スポットをご紹介しています。

第27回目は読者リクエストです。

今回のコースは、東区にお住まいのN里さんより、メールでご紹介頂きました。以下、原文を引用させて頂きながら、都度レポートしていきたいと思います。

「新東名の浜松SA下り線のパン屋がうまいよ。」→AM10:30、今回のこば紀行はここからのスタートです(A地点)。新東名に乗らずとも、あらたま方面側にSA利用客用の駐車場があり、中へはそこから入れます。パン屋とはおそらく「ハースブラウン」のことでしょう。人気NO.1はメロンパンで、一緒にエビカツクリームパンも買っちゃいました。店舗隣りに自販機があり、コーヒーが種類豊富に用意されてます。天気の良い朝は、SA内のベンチで朝食なんてのも良いかもしれません。

「スマートインターから出ると..すぐ近くに鷲沢風穴ってのがあって、そこで湧き水もらえる。これもうまい!」→フルーツパークの裏手にあり、浜松SAから車で10分くらいです(B地点)。鷲沢風穴はミニ竜ヶ岩洞的な感じで、400円で入場できます。中はかなり狭く、天井も低いため、ヘルメット着用です。川口浩探検隊に入隊した気分です。湧き水20㍑100円で持ち帰りできます。水だけもらいに来る人が結構います。

「引佐方面へ国道257から三方原台地を下りきったあたり…左手の「とんきい」もうまい。養豚やってる社長が自分のところの豚を食べさせてて、定食・焼き肉屋とバイキング屋のふたつがあるけど…」→AM11:45(C地点)、定食屋の方で、とんかつ「どっちも定食」を頂きました。ロースとヒレの両方が入って1400円、ご飯、キャベツ、豚汁がおかわり自由な上に、ソーセージまで頂けます。確かに肉へのこだわりを感じるうまさです。夜限定で豚骨ラーメンがあるそうで、そちらも気になります。

「さらに金指方面へ。線路を渡って左に折れ、静銀の少し手前(だったと思う)、信号を右に曲がると引佐日赤病院っていうのがあるけどそのままスルーして進んでいくと、道の右手にちいさな牧場があり、牛乳とソフトクリームを売ってます…」→PM13:00(D地点)、食後のデザートです。牛乳200円、ソフト300円、濃厚です。

「牧場の前の道を下って道なりにまっすぐ進むと奥山方面に。方広寺門前左側の「乃木そば」はこないだご紹介済み。」→PM14:15(E地点)、おやつの時間です。方広寺正門から見て両サイドに蕎麦屋がありますが、その左側。「とろろそば」を頂きました。喉越しが良く、コシがあり、とろろとの相性も抜群です。因みに、右側「ゑびす屋」のそばは手打ちで、そば湯用にもわざわざそば粉を挽いてるそうで、こちらもオススメです。

「帰りは細江のテクノ(工業団地)の中を抜けて聖隷病院の北側。「紀楽」っていう餃子屋があるので、ここで締めてください。」→もう食べられません。

「確実にデブるね。」→タイトルとさせて頂きました。

ご紹介頂き、ありがとうございました。 (こばやし)

 

自社株式の信託

信託に関する最新情報をアップデイトするために、東京で開催される勉強会の動画を視聴したりしています。

先日は、自社株式の信託がテーマでした。

自分が想定していたものとは発想が違うスキームの紹介があり、まさに「目から鱗」。

信託の面白さや可能性をあらためて感じた瞬間でした。

自社株式の信託なら登記が絡まないので、より気軽に取り組むことができます。

このブログでも、実績をご紹介できるように研鑽を積んでいきたいと思います。(名波)

名言探訪(1)

私,本木敦が独断と偏見で選ぶ名言コラムです。

「コントロールできないことには関心を持ちません」

松井秀喜選手やイチロー選手について紹介はいらないと思います。

松井選手がヤンキースに入団した直後の成績が振るわなかったころ,現地のメディアに厳しい指摘をうけていることについて,「気になりません。記者が書くことは僕にはコントロールできません。コントロールできないことには関心を持ちません」と回答。イチロー選手が他のメジャーリーガーとの打率争いについて尋ねられたときには,「愚問ですね。他の打者の成績は僕には制御できない。意識することはありません」と回答。

私がお客様からご依頼いただいたことでいえば,その結果はコントロールできる。ここに関心を集中させたいと思います。

梅雨入り

本日、東海地方は梅雨入りとなりました。この季節が好きという方を、私はあまりお見かけしません。普段の生活では、洗濯物を干せなくなりますしね。一方、花粉症の方にとっては、この季節は比較的、症状が治まるようです(私は花粉症ではないので、今一つわかりませんが…)。

 

私たち司法書士は、お客様から書類を預かることが多く、その書類も重要なものばかりですので、雨が降ることは、決して歓迎するものではありません。

 

ちなみに、私、巨人ファンなのですが、昨日でとうとう11連敗で5位に転落してしまいました…。一足早く梅雨入りしたみたいです…トホホ。(小出)