´事例1´
本人と妻の二人暮らし。子どもはいません。本人の認知症が進んできて、妻と通いのヘルパーだけでは日常生活の面倒を見るのもおぼつかなくなってきたため、介護施設への入所を検討することにしました。 ´本人は事業で成功し、裕福な生活を送ってきました。十分な財産があり、子どももいないことから、妻は認知症であっても少しでも快適に過ごせるよう高級老人ホームに入所させることを希望している。
☞ 法定後見の場合:入所できない可能性がある。
´事例2 ´
本人と妻の二人暮らしで、既に結婚して独立した長男と長女がいます。 ´東京郊外の、最寄り駅からバスで15分のところにある土地100坪、建坪50坪の家に住んでいますが、長男かが「今の家は足回りが悪いから、自分の家の近くにある都心のマンションに引っ越した方がいい」と言いだしました。 ´自宅買い換えのための資産は十分にあるので、妻はその気になりました。
☞法定後見の場合:買い換えできない可能性がある。
続く(本木敦)