先日、相談会の相談員として参加しました。
相談といえば「遺産分割がまとまらなくて困ってます。どうしたらよいですか?」とか、「亡くなった方の債権者から突然催告の手紙がきました。支払わなければいけないでしょうか?」といった、発生した問題に対する相談が主でした。 今回の相談内容は、「今、家族構成はA、B、Cです。このうち、Aに対して考えられる法的問題点はなんですか?」(こんな難しい質問の仕方ではないですが・・・)といった、予防に関する相談が増えました。
このような方は、自分が見落としている問題点がないかを確認するために相談するような感じが多いです。
このように将来に備えて知識を吸収し、最適な制度を選択しようとする心構えは素晴らしいと思います。しかし、心構えだけではいけません。 民事信託にしても、遺言にしても、実際に制度を活用しなければ、結果として知識を持っていない方と同じになってしまいます。 (小出)
相談だけではなく、相談した内容をしっかりと実現していただきたいと思います。そのために、私たちのような専門家がいるのですから。