遺言を作成する場合や民事信託をする場合など、財産について考えたり、話し合いをする場合、他の関係者とどのように話をするのかは、とても重要です。
そもそも、相続は相続人全員で話し合いの上、合意することが必要ですが、『遺言』や『民事信託』は、他の関係者に話をしなくても、当事者間のみで手続きをすることが可能です。
しかし、他の関係者に全く話をしていない場合で、後日になって遺言の内容や民事信託の事実が他の関係者に伝わると、不信感を抱かれ、トラブルの原因になることが多いです。
例えば、『長男に相続させる』や『長男を受託者として財産を管理させる』旨を遺言書や信託契約書に記載した場合、他の関係者(二男や長女などの他の家族)が、
『長男が上手く丸め込んで自分に有利な遺言書を書かせた』
『司法書士と結託し、勝手に長男が財産を管理するように手を回した』
と感じることが多いようで、これがこじれると法廷闘争になったり、親族関係に深刻な傷が残ることも少なくありません。
事前にご本人から『こういう趣旨で長男に残そうと思う』『こういう理由で長男に任せたいと思っているので、承知してほしい』と一言あれば、当事者の気持ちや事情が分かるので対応が違ってくるのですが、ある日突然知らされると、態度が硬化することが多いです。
財産の問題は、当事者や関係者の感情に配慮しながら進めることが大切です。

井川鉄道は金谷~千頭までの大井川本線と、千頭~井川までの井川線があり、目的に応じて各種フリー切符がある。秘境駅まで日帰り往復することも可能だが、この沿線は想像以上に見所が多いし奥が深いので、有効期間2日の周遊きっぷ(4,400円)がオススメだ。SLが走るのは大井川本線だが、正直乗ってしまえばSLか普通かも分からないので混雑を避けるなら普通列車がいいだろう。普通とはいえ、古い私鉄の車両が使用されており十分レトロな感覚を味わえる。乗車率は金谷~菊川間を走る東海道本線より高く、立ち客もいる。そして、そのほとんどは観光客だ。

千頭から先、列車は←のようなかわいいやつに変わる。景色はいよいよ山奥感が深まり、カーブが多いせいか走行中の車輪が軋む音がすさまじい。6駅先の「アプトいちしろ駅」でアプト式機関車が連結される。この先の急勾配を上るためだ。(つづく)