こば紀行#69 菊川ブルーベリーの郷

このコーナーでは、浜松から日帰りで行けるプチ観光スポットをご紹介しています。

第69回目は菊川ブルーベリーの郷

N氏家族とはよくフルーツ狩りに行く。最近はどうもブルーベリーにハマっているらしく、今シーズン2回目だ。ブルーベリー狩りのシーズンは6~8月下旬、小粒でサクサクと食べやすく、小さな子供向きでもある。いつもは浜松市の三方原にある農園に行くのだが、今回はちょっと趣向を変えて菊川まで行くのだそうな。

川でも割と海よりに近い方なのかと思うが、いずれにせよ周囲には何もない。旧小笠町にある農園で、ハウス栽培ではなく、山の斜面にブルーベリーの木が植わっている。園内はそれなりに広く、品種毎にエリアが分かれていて、ちょっとしたハイキングをしながらブルーベリーを摘んでいくことができる。こういうスタイルは大好きである。時間制限もないため、急かされることもなく色んな品種を楽しめるのだが、この炎天下ではそれなりに限界がある。

もともとは小笠地区の遊休農地であったところを、10数年前に現在の女性農園主が農業経験もほとんどないところからスタート、今や年間3万5000人が訪れる観光農園にまで発展させた。農園のみならず、ブルーベリーの素材を生かしたジャムやジュース、パスタやサプリなど様々な商品を開発し、ネットショップまで展開している。そういえば、こばやしの業界内にも似たような女性実業家がいたことを思い出した。柔軟な発想力とそれを行動に移す力はほんと凄いと思う。

で、その発想力の塊のような商品を発見した。その名も「ブルーベリーカレー」。いくらなんでもこれはやりすぎだろ!と思うような毒々しいみてくれ。こば紀行の取材という使命を帯びてなければ間違いなくスルーしていたそのメニューを、N氏家族の反対を振り切りオーダーする。そして、待ち構えた商品が到着、皆さんカメラは構えても、一口くれとは誰も言わない。緊迫した空気の中、その一口目を口に運ぶ。。が、これが意外に旨い。おそるべき感性と完成度、色んな意味で楽しめるスポットである。(こばやし)

2018年8月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : trust